カエルの子は蛙
2009年10月19日(月)
ゴダイゴのメンバー、タケカワユキヒデ氏の四女・武川アイさんが、11月にメジャーデビューするんだそうな。現在は早稲田大学に在学中。
タケカワユキヒデと聞いて真っ先に思い浮かぶのは「ガンダーラ」。
In Gandhara, Gandhara
They say it was in India…
というたったこれだけの部分だったけれど、英語の発音がきれいだなあと思った記憶がある。それもそのはずで、東京外国語大学の英米語学科卒業。
彼の出自はちょっとしたもの。父親はベートーヴェン研究家であり音楽評論家としても著名な、元上野学園大学名誉教授の武川寛海氏。母方の曽祖父は鈴木バイオリン創業者である鈴木政吉氏。母方の大叔父がスズキメソッドで名高い鈴木鎮一。寿々おばさん、小さい頃にスズキのバイオリン教室に通っていたことがあったから、この家柄にはさすがにびっくり仰天。武川アイはなるべくしてなった音楽家、サラブレットというわけだ。
政治の世界では「世襲」が負のイメージとして問題視されているけれど、確かにね、小泉進次郎なんていう、何の実績もないボンボンが、自民党の遊説局長代理になっちゃうというチンケな世界。小渕優子にしても、何考えて政治家になっているのかってとこ。実力云々より、親の地盤、看板だけで易々と政治家なんていう職業について、権力を手に入れちゃうあたりが、政治家の世襲の一番の問題点なんだろうなあ。
音楽家の場合も、政治家と一脈通じるものがあって、音楽一家で育った人はやはり有利。政治家と違うのは、音楽家の子供は音楽的才能、芸術家の資質なるものを引継いでいることが多いということ。
ブルデューが、「芸術を愛することの喜びである感情的融合、感情移入という行為も、じつはひとつの認知行動、解明・解読作業を前提としており、そこには遺産として受け継いだ認識法や文化的能力の活用が含まれている」(『ディスタンクシオンⅠ』)と書いているように、文化芸術に関しては、ことさら「文化資本」なるものが重要な要素となるんだと思う。
子供の人生は生まれた時にすでに決まっている…とまでは言いたくないけれど、現実にはそういうことになっちゃうのかなあ。

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